読んだ本

サラリーマンのスターが教えるTwitterのすゝめ。田端信太郎著「ブランド人になれ!」

Twitterの大スターかつ”プロサラリーマン”田端信太郎氏とは、湾岸タワーマンションという括りで、Twitter上でやり取りするようになり、いつしか飲み会の席でも交流するようになりました。彼のTwitter上での発言は、物議を醸すこともあるけど、いつも本質を捉えてると思うし、読みこむと反射神経っぽく書かれているだけできちんと考えられていることがわかります(エラそうに言ってすいませんorz)。やっぱり15万人フォロワーがいるって伊達じゃない。

さて、彼の処女作にして名著である「MEDIA MAKER」と、対談集「広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい。」に続き、次に出した本は一言で言えばなんと「Twitterのすゝめ」だった。題して、「ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言」。上記2つの著作に軍師的要素を見つけた後にこれ読むと間違いなく面食らいます。

「あ〜もうこの表紙でダメ」と思う人は絶対いるだろうし、「サイコー!読んでみたい!」と思う人もいるだろう。それでいい、というかそういう風に作ってる(笑)。生理的にダメと思う気持ちもよく分かる。でもこの本は、僕たちおじさんおばさん向けじゃなくて、”いい大学を出て大手企業やベンチャー企業に入ったものの、成り上がりたい気持ちとは裏腹に圧倒的な現実と将来の天井感に打ちのめされて暗い顔して通勤する若手社会人”に送るTwitter長者からのメッセージ集なのです。

この本内容と語り口は徹頭徹尾、「Twitter上の田端信太郎」であり、彼が「オレのようになるにはこうすればいいんじゃ!」と強炭酸角ハイボールを片手に大声で壇上から血気盛んに煽るって感じです。Kindle1500円の価値がない!って赤い顔してAmazon☆1つの書評を書いてる人たちは、最初から「田端慎太郎の話を聞ける会・1500円」に価値を見出さないってだけです。
社会人2年目の方なら、自宅で酒飲みながらこれを読むと、イイ感じに壇上から煽られる疑似体験ができるでしょう。今すぐTwitterのフォロワー増やさなきゃ!って。

あ、こっから先は僕の独り言です。あんまりまとまってないけど。

「フォロワー1000人超えない人間は終わっている」についての方法論:

このフォロワーってのはTwitterのフォロワーの事ですけど、「1000人」ってそこそこな壁だと思うんですよ。彼はメディア企業の人向けにこれを言ってましたけど、世間はそれ以外の人が多いわけで見ず知らずの1000人に自分の発言を聞きたいって思わせるの、けっこう大変です。表層的に良い事いう奴なんて世の中に溢れてるし、いい記事を探して紹介するアカウントもありふれてる。貴方の発言よりも800円で売られている新書の方がよっぽど良いこと書いてます。

んじゃどうするのか。
この本に書かれている方法論を読んだ上で、私のアイデアも述べますと、

田端先生のように、R25みたいなドデカイプロジェクトを立ち上げてそこに自分のクレジットを打つってのが正攻法なのでしょう。ただ、プロジェクトは自分が主役じゃなくてもいいんですよ。例えば、プロダクトの中でここは自分が担当したんだよってのがあれば、それだけでも結構。

先日、とあるモデルチェンジした自動車を専門に取り上げたムック雑誌を見ていたのですが、社内のデザイナーやエンジニアがいっぱい出ていて、めちゃくちゃな熱量を感じたんですよ。彼らはとてもいい仕事しているのに、社名と車名しか有名でない(いやもしかして有名なのかもしれないけど、自動車ユーザーである僕は知らない)。ここで「ワイは”◯◯のチーフデザイナー”・”◯◯のエンジン技師”やぞ、じゃけんファンに向けてどんどん好きになりそうなこと、そしてこれからワイが次の車でチャレンジしたいこといっぱいつぶやきますね〜」ってアカウントがあれば、即1000人に達するような気はします。世界的に製品をお届けする会社での自分の仕事+愛ですね。

でもそれをするのって覚悟がいるし、上司からコンプライアンスやら守秘義務やらの横槍が入るかもしれない。SNS禁止って会社もあるでしょう。デザイナー・エンジニアって方々は、結構社会的インパクトがある仕事(自分がデザインしたプロダクトが世界で年30万台出回るってすごいことですよ!)しているのに、メディアやIT関係の人たちに比べて発信に対するハードルが高いのかもしれませんね。

そして、そもそも世の中そんなチャンスがある人とは限りません。たとえ大企業の中でも経理や総務、ビル保守といった外に対して名刺となるようなお仕事ができない人もいますよね。そういった人は、どうすればいいのか。

私のように専門ブロガーって道もあります。そうです、好きなことをネットに書いてまとめちゃうのです。僕は自分の仕事を一切外に出さないことにしています。名前を出さない匿名ブロガーですし、なんの専門性もないのですが、自分の住んでいる地域やマンションという建物について自分なりの分析を試みた上で、ブログでずっと書き続けました。

タワーマンションX消費者X湾岸地域

という組み合わせ理論です。いくつか組み合わせれば、貴方だけのユニークなものになります。それを磨き続ければもしかして何者かになれるかもしれません。僕も素人ながら本を出すまで成長できましたし・・・できれば、興味あるのは自分だけという超々マニアックではなく、そこそこな人数が興味がありそうなものにしておきましょうね。

 

フォロワーを増やす効果について:

Twitter上に四六時中ログインして画面の中でつぶやいていると、その人の人となりがよくわかってくるんですよ。会ったことが無い人たちが多いけど、会社の同僚よりもよく知っているかもしれない。それは、自分の内面をTwitterに書いているからで、いつも目にするだけでなくメンション送ってやり取りもしれいれば、自然と仲良くなれると思うんです。そして、何の専門家である・◯◯に詳しい・◯◯業界動向ならこの人とかだんだんわかってくるもんです。

さて、現代社会においていま重要なのは「何を知っているか」ではなく「誰が何を知っているか(Who knows what)」であります。社内で「彼は◯◯に詳しい」「彼女は◯◯が得意で仕事が早い」「彼は◯◯についてはピカイチだ」などのスキルカードをいっぱい持っている人ほど、価値がある人間になります。これをトランザクティブ・メモリーといいます。これを持っている人は他の人に「あの人は◯◯の専門家だ」と認められている人であります。

でも、これって自分の会社だけで済ませていいんですか?自分の価値をもっと高めるには?

一番手っ取り早いのはTwitterで様々な背景を持つ社外の人と知り合う人と仲良くなることです。1000人の壁を超え、2000人あたりになってくると、オフ会の誘いを全く断らなかったらもう社内の人と飲みに行く暇がなくなるんですね。これが本書で言う「今月のランチをしたり、夜に会食した回数で、社内の人が社外の人を上回っているなら黄信号」の正体だと思うんです。

社外の人と常にメシ食ってる人、社内の人としか飲まない人よりも絶対に視野が広がりますからね。

 

SNS禁止とかコンプライア(以下略):

「この本に感銘を受けたんだけど、僕の会社、SNS禁止ルールだし・・・」って人。もう辞めりゃいいんじゃないの。そうでなきゃこの本の実践フェーズにはいつまで経ってもたどり着かない。とにかく行動行動。さっさとTwitterにログインして面白いこと、自分か知らないこと、自分が愛してやまないことを呟きまくって、学びのあるメンションを他の人に送りましょうね~

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