どうも、仮想通貨口座は開いたけど、あまりのスプレッドの開きに、こりゃ外国為替FXか日経先物触ったほうがまだマシだと判断したのらえもんです。
2017年のネット界の話題は「仮想通貨」一色でした。
東京で消耗しないために高知に引っ越したブロガーがいつのまにか仮想通貨ブロガーになって、「オレは億り人になったぜ」「まだ仮想通貨やってないの?」と煽りに煽るブロガーになってました。他にも仮想通貨で◯千万円稼いだ主婦が!みたいなブロガーがいっぱい出てきました。勢いすごかったですね。
ところで仮想通貨ブロガーのみなさ〜ん!ひとつ質問させて下さい!
「もし口座開設の高額アフィリエイトが無かったら、仮想通貨の紹介やってました?」
めっちゃ高いんですよ報酬。なんでこんなに高く設定できると思います?
それはスプレッドがめちゃくちゃ高いからですよ。取引往復で6%〜も取れるとか、もう笑いが止まらんでしょうね。てゆーか、6%も取られたら普通勝ち目はないですよ。プレイヤーがほとんどいないところに、急速にプレイヤーが増えて結果として仮想通貨が上がったから、儲かった人が出たわけで。
そもそも仮想通貨の根源的な価値って何ですか?誰が価値を保証するんですか?ブロックチェーン技術の優位性はわかっていたとして。あと、トランザクションをみんなで確認しないといけないから、取引が一瞬で終わらないって…それ使いもんになるんですか?
あと、誰からも財布の出し入れがチェックできるって怖くないですか?匿名性が高い通貨は当局から睨まれるから、4月からは扱える日本の業者は全滅しちゃうんですよね。。。
そもそも「◎ップルが来る!」とか「◎コインがこれから熱い!」とか、将来性を見込んだというよりも単なる投機、ギャンブル商材の煽りじゃないですか。最後に取引所ランキングと付けてますけど、最初からそれが目的ですよね。え?違うの??
しかし、仮想通貨取引所って大資本かもしくはベンチャー企業が立ててますけど、ベンチャー企業は出資者がいて彼らの資金力が高額報酬アフィリエイトにつながってるんですよね。
そうなると、
- 仮想通貨取引所ベンチャーに投資家が大きく出資
- ベンチャーはそのお金でアフィリエイトや広告を撃ちまくり
- アフィリエイトで大量の仮想通貨ブロガーが量産、いかにもネット界で盛り上がってるとの印象を植え付ける
- 狙い通りプレイヤーが増えてビットコインを始めとする仮想通貨が高騰
- 高騰を背景に更に仮想通貨ブロガーが煽って、主婦や大学生までが参戦
てな感じで、「2017年のネット界の話題が仮想通貨一色だった」ってのは、ベンチャーに投資した投資家のカネで意図して起こされた一過性のブーム、と見えるんですよね。
ここで思い出されるのが2015年にTwitterでウェイウェイやってた集団、通称「オプザイル」の連中ですよ。彼らの商材はバイナリーオプションの取引口座開設と自動取引ツールでした。
ま、ここまでは下品じゃないにしても「俺は儲かってるぞ→この仮想通貨がオススメ→取引所で口座開設!」のコンポは、オプザイルを髣髴とさせるものでした。
そもそも「儲かってる」を自称する仮想通貨ブロガー、本当に儲かってる人ってどれだけいるの?実はそんなにいなねぇんじゃないの?
うん、僕は仮想通貨ブロガーもオプザイルもどっちも嫌いじゃ。